いなせりブログ

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こんにちは。いなせりです。


皆さんは、「うなぎ」の生態についてご存知だろうか?


2017年の「丑の日」【7月25日(火)、8月6日(日)】も間近に迫っていることもあり、
その前に「うなぎ」について少しでも知っていただきたいと、今回諸々「うなぎ」の情報をまとめたので見ていただきたい。


■「うなぎ」の生態まとめ


<種類>


「うなぎ」は全世界に19種も存在し、その内の4種ニホンウナギアメリカウナギヨーロッパウナギビカーラ種)が主に食用とされている。


<形態>


・体は細長く、ニョロニョロしている。
・背側が黒に近い灰色で腹側が白っぽい。
・下アゴが上アゴより出ていて、腹ビレがない。


<特徴>


・全身がぬるぬるした粘液に覆われているので、日中川沿いの狭い岩の隙間などで過ごす際に体が岩にこすれるのを保護できる
・粘液を利用して呼吸の半分を皮膚呼吸で行っているため、地上に出てもしばらく生きることができる
鼻がイヌ並みに優れているので、暗い中でも獲物を見つけたり、天敵から逃げることができる。


・泳ぎはさほど上手くはなく、游泳速度が極めて遅い。


<食性>


・体を蛇行させて泳ぎ、夜に活発に活動して、エビや虫などを食べる。


泳ぎが苦手という点を除けば、地上でも生きられることや嗅覚が優れているなど、高スペックな魚である。


■「うなぎ」の一生


天然の「うなぎ」は成熟するまで、5年~15年かかると言われており、
反対に養殖の「うなぎ」は、餌や温度を調整することで、なんと、半年~2年で食べられるほどに成長する。


「うなぎ」は一般的に川魚と言っていいのだが、産卵期になると海に戻ります。これは、「鮎(あゆ)」などの「降河回遊型」と呼ばれる魚と同じ一生を送る。


「うなぎ」の一生を分かりやすく説明するとこのようになる。


①マリアナ諸島沖(日本の南東約2,000キロ付近)で誕生(孵化)
②北赤道海域に乗ってフィリピンや台湾に到着し生活     ⇒ この頃は「幼魚」の段階で、属に言う「シラスウナギ」の状態のことを言う。
③川河口付近に到着し生活                 ⇒ この頃は「仔魚」の段階で、色も黒くなり「クロコ」と呼ばれる「うなぎ」の状態のことを言う。
④川の中の中流で生活し、産卵期になると海へ戻る      ⇒ この頃は「成魚」の段階で、5~15年かけて成長する。


産卵期になると海へ戻るということは、ちょうどサケとは全く逆の行動をする魚である。


■「うなぎ」はこうやって捌かれる!


こちらの動画をご覧いただきたい。


ぬるぬるした体を固定しないと捌けないため「目打ち」という器具を使い捌くのが主流で、関東では「背開き」、関西では「腹開き」


しかし、捌く時に注意しないといけないのが「うなぎ」の生き血。「うなぎ」の生き血にはがあり、目や口などから体内に入ってしまうと高熱が出たり皮膚が腫れたりしてしまう。


「うなぎ」の捌き方について、こちらで詳しくご紹介しております。是非、ご覧ください!


■これから「うなぎ」が食べられなくなる?


平成27年の調査によると、現在国内に供給される「うなぎ」の約5万トンの内、約2万トンが養殖された「うなぎ」で、残りは海外から輸入している。
また、国内で漁獲された天然の「うなぎ」は僅か70トン。


そして、養殖の「うなぎ」の種とされている、天然の「シラスウナギ」の漁獲量が、平成25年を境に大きく下回っていることを受け、
平成26年、国際自然保護連合(IUCN)によって、「ニホンウナギ」と「アメリカウナギ」が絶滅危惧ⅠB類(近い将来野生での絶滅の危険性が高い種のこと)にビカーラ種が準絶滅危惧としてレッドリストに記載されました。


※しかし、この3年間ほど養殖に使う「シラスウナギ」の漁獲量が減少傾向にあった平成25年度に比べ安定した漁獲量が保ってきています


「うなぎ」の今後の動向に目が離せないことと「うなぎ」が食べられる有り難みを意識していかないといけませんね。









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