いなせりブログ

いなせりブログでは、いなせりスタッフの日常や
魚河岸の魅力をお届けします!

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いなせり」をご利用いただいてる飲食店の方に、お店のことやいなせりの利用状況についてお伺いしていきます。

今回伺ったのは、神奈川県秦野市にお店を構える「手打ちそば 石庄庵(いっしょうあん)」の石井貞男さんです。


秦野市の中でも、人里離れた場所に石庄庵はあります。
しかし、お店は毎日お客様で賑わっており、遠方からわざわざ、石庄庵に訪れるお客様がいるほど、石井さんが打つ蕎麦は人を惹きつけてやみません。
その理由は何か?そこには、石井さんの蕎麦に対する、ある想いがありました。


■四季を感じさせるお店作り、目で楽しむ「石庄庵」



-お店をはじめられたきっかけとは。


石庄庵を開業する前は、日本料理の世界で働いていました。
そこで、料理において、最も重要なのは「出汁」であること、その出汁を作るためには、良い「醤油」が必要であることを強く感じ、
その2つを生かす料理は何かと、最後に行き着いたのが「蕎麦」でした。


今年で創業40年で、里山に移転し10年が経ちますが、元々はこの辺りの農地で近隣の農家さんと一緒に蕎麦を栽培しておりました。
そこで、農作業を行う傍ら、この土地で何かできることはないかと考え、井戸を掘った際に、蕎麦との相性が非常に良い「軟水」が湧き出てきたことが、「手打ちそば 石庄庵」を開業するきっかけとなりました。


-お店のコンセプトについて教えてください。



石庄庵では蕎麦もちろんですが、お店から見える景色にもこだわりがあります。
この土地でお店をはじめようと思った時に、お客様には景色も楽しんでほしいと思いました。


そこで、この辺りの川をはじめ、元々植えられていた木をどう残すか、斜面をどう生かすかなど設計構想に約2年かけました。


はじめの頃は、この辺りの川にゴミが捨てられていたので、秦野市に掛け合い、川の整備を行い、お店の周りには見える景色には、造形師と相談しながら、四季をテーマに、春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉が色付くように植物を植えることにしました。


今では、桜の木だけでも70本にもなり、秦野市の桜の花道としての観光名所になっています。


■蕎麦を打ち続けて40年、行き着いた先は”五感”で味わう蕎麦。



石庄庵ではどの季節にお客様が来ても楽しんでいただけるよう、四季に合わせたメニューを提供しています。
今の季節だと、里山で取れたヨモギを使った「蛍懐石蕎麦」がオススメです。


また、夏から秋にかけては落花生を練りこんだ「落花生切り蕎麦」を提供していますが、この蕎麦は日本でも石庄庵だけのメニューだと思います。


蕎麦は特に季節を表すのが難しい料理です。


郊外のお蕎麦屋さんなどでは、添え物などで季節感を表現されていることが多いですが、石庄庵では、蕎麦自体で四季を表現することはもちろん、合わせて、春には桜、夏には蛍などの景色を見ながら食べていただき、五感で楽しんでいただきたいと思っています。


-蕎麦へのこだわりについて教えてください。



蕎麦にとって最も重要なのが「水」と「出汁」です。
秦野市のお水は日本一に輝くほど、ミネラルを多く含んでいるため、蕎麦の変色を抑える効果があリます。


蕎麦はイタリアンやフレンチ料理とは違い、味付けができません。言わば裸の状態です。


そうなると、蕎麦そのもので、勝負をしなくてはなりません。そのために石庄庵では、
このミネラルを多く含んだ水を、「化粧水」(茹であげられたそばの洗いの仕上げにきれいで冷たい水を一、二杯かけてそばを締め、おいしくすること)として使い、蕎麦の旨味を最大限に表現しています。


また、出汁にも気を使っており、開業してからほとんど出汁に使う食材を変えていません。
いつお客様が来ても、石庄庵の蕎麦を楽しんでいただけるよう、蕎麦には人一倍こだわりを持って作っています。


-いなせりを利用していかがですか。



いなせりをあるテレビ番組で知り、このサービスはすごいと思いました。
今までは、川崎の市場に仕入れに行っていましたが、お店からの距離を考えると、毎日仕入れに行くのは大変でした。


いなせりを利用してからは、欲しい時に欲しい食材が届きますので、今では、蕎麦に添える食材として、大変助かっています。


■「石庄庵」という存在は、私に発想を与えてくれます。



-石井さんにとって、石庄庵とは。


私にとって石庄庵は、「発想」を与えてくる場所だと思っています。


石庄庵には、地元のお客様をはじめ、様々な業種の方々が来られます。
そういったお客様と接すること、また自然がもたらしてくれる発想は、他では感じることのできないことだと思っています。


これからも石庄庵で得た「発想」をお客様に喜んでいただけるような取り組みとして行っていきたいと思っています。




◎取材協力:手打ちそば 石庄庵 / 代表取締役 石井貞男さん
神奈川県 秦野市 寺山 1580
https://www.facebook.com/%E6%89%8B%E6%89%93%E3%81%A1%E3%81%9D%E3%81%B0-%E7%9F%B3%E5%BA%84%E5%BA%B5-514070652076687/


聞き手・構成:吉永大祐
撮影:駒ケ嶺亮一


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